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【実例:万年筆】手軽にペン先を交換&調整:ラミー「サファリ」「アルスター」 [万年筆]

【実録】書き味の良い万年筆のペン先調整方法。▼ラミーの万年筆のペン先を調整!自分にあったペン先で使いやすい万年筆に!▼書き味のよい万年筆▼スラスラ ヌラヌラ 字幅調整 イリジウム

31lamy_alstar_macbookair.jpg 

ラミーの万年筆のペン先素材はステンレス製。硬い感触。万年筆初心者や筆圧の高い人におすすめ 

ラミーの万年筆「サファリ」「アルスター」は、万年筆の入門用に最適なモデル。

この万年筆は、引きぬくだけでペン先を交換できます。

ペン先が単体(1000円以下)で販売されているので、 失敗を気にせずに自分好みのペン先に仕上げることが可能。

わたしは「ラッピングフィルム」(目の細かいヤスリ)を使って、ペン先を調整しています。

自分の書き癖に合った「書き味の良い万年筆」の味を知ってしまうと、もう手放せません!

 

以下、万年筆のペン先調整の方法を紹介します。 

また、インクが乾燥してかすれたりインクフローが悪くなった場合の対処法も最後に載せてあります。 

 

 


 

 

1.ペン先を外す

 

ペン先の調整方法に入る前に、ペン先を交換する方法を紹介しておきます。

 

17lamy_alstar_F_nib.jpg

ラミー「アルスター」のペン先

 

 53pen_front_taped.jpg

22pen_removed.jpg 

ペン先はセロハンテープを使うと、簡単に引き抜けます。

 

 

 

 

 25lamy_pen_1200.jpg

ラミーのペン先とペン軸

(クリックすると拡大します) 

 

 

 

 


 

2.ペン先を研磨して好みの書き味に仕上げる

 

趣味の文具箱 Vol.11 P.90」にプロのペン先調整方法が、「趣味の文具箱 vol.8 P.112」にラッピングフィルムを使ったペン先の調整方法が出ています。

これらの記事を参考にして、ペン先の調整にチャレンジしてみました。

 

54pen_maintanance.jpg

「もっと知りたい!ペン先のこと 万年筆のペン先の基本とプロの調整技」

( 趣味の文具箱 Vol.11 P.90 )

 【ペン芯の構造と役割】ペン芯には軸内からペンポイントまでインクを届け、余分なインクを蓄えて調整する機能がある。ペン芯の中央に深く刻まれたインク溝がペン先とピッタリ密着することで極細の管となり、毛細管現象が働いてインクを先端まで導く。インク溝両脇のより太く浅い空気溝は、ペン先から出たインクの分だけ軸内に空気を取り込んでいる。ペン軸周辺のクシ溝は、余分なインクを保持して、ボタ落ちを防いでいる。  

 35pen_maintanance.jpg

「プロの調整」( 趣味の文具箱 Vol.11 )

ペン先のチェックポイントについて、大きな図で解説されていて分かりやすい内容!

【万年筆ペン先の不具合】・切り割りの間隔が広すぎる/間隔が詰まりすぎている◆ペンポイントの左右位置がズレている。◆腹開き(ペン先切り割りのペン芯側が広がっている状態。)◆背開き(ペン先の表側の切り割りが広がった状態。インクフローが悪い)【ペン先の削りによる調整】丸め不足/不揃い/内面研ぎ過多(馬の尻と呼ばれる状態)◆切り割りの間隔を変えるだけであれば、研磨や分解をしなくても指先の調整のみで改善できる可能性がある。

 

55how_to_tune_up_fountainpe.jpg 

 ペン先調整時のルーペの使い方

◆【ルーペの持ち方】ルーペの付け根を握る。ルーペの中心軸を使い、垂直に視線を置くと万年筆のペン先にピントが合いやすい。観察する際に、どこかに支点を作る。指と指で支えたり、ペン先の肩に小指を当てたりする。

記事の取材協力先であるセーラー万年筆長原幸夫さんが4年ぐらい愛用しているのは、エッシェンバッハルーペ(倍率12倍)だそうです。 価格は8,500円ぐらい。

アプラナート(凸レンズを2枚組み合わせたタイプ)で、拡大像の収差(歪み)を最小限に抑えている設計。 

精密 繰り出しルーペ [folding metal magnifiers] 12倍 23mm 工業用精密検査用 117612 エッシェンバッハ

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  • 出版社/メーカー: エッシェンバッハ
  • メディア: エレクトロニクス

 

 

お手頃価格のルーペであれば、国産のシンワも。価格1,200円台。

 

シンワ ルーペ C 高倍率収納型 2枚組 13mm 10倍・20倍

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  • 出版社/メーカー: シンワ測定
  • メディア: Tools & Hardware

 

 

 

 

 

ペン先を調整するために、「ラッピングフィルム」を使って少しずつ磨きます。  

 

20wrappingpaper.jpg

3M製のラッピングフィルム。 

 

3M 精密仕上げ用研磨フィルム ラッピングフィルム <特長>細めから極細目、磨き仕上げまでできるフィルム研磨材。◆均一で粗キズのない超精密仕上げが安定して得られます。◆使いやすい大きさ、形に切って使えます。◆水、油などと併用できます。 

21film_description.jpg

目の細かさによって色分けされています。 

#1200:12μm、黄色◆#2000:9μm、水色◆#4000:3μm、桃色◆#8000:1μm、薄緑色◆#10000:0.5μm、深緑色 

ラッピングフィルムは、厚みが均一、表面が平滑、その上に大きさを精密に揃えた砥粒をコーティングしているので、超精密仕上げが可能です。 (対研磨紙、研磨布との比較) 

24_pen_point_wrapping.jpg

#4000番のラッピングペーパーでペン先を研磨中。

左右の両方向から「8」を描くようにペン先を磨きます。

 

あまりガリガリやり過ぎると、ペン先の紙との接触部が平坦になって字が太くなります。

軽く擦るようにして面を出しつつ、時々ラッピングフィルムを指先に置いて、その上から斜めにペン先を磨くことにより、面出しした平坦部の角を丸めるような感じで仕上げていきます。

 

目の細かい#10000番を使うと、なぜかインクの乗りが悪くなるので、もっぱら#4000を使っています。 

 

 

 

23finish.jpg

最後にペンポイントの裏側を^型に折ったラッピングペーパーで軽くゴシゴシ。

これによって、ペン先による紙への引っ掛かりが解消するケースがあります。

 

 

 

 34lamy_nib_EF_F.jpg

調整したペン先。(ラミー アルスター EF(極細)、F(細))

紙への引っ掛かりもなく、スルスル書けるようになりました。

 

ラミーのペン先はやや硬めで、かつインクフローが適量で出過ぎないので、勉強やビジネス、手帳への書き込みなど、普段使いの万年筆に向いていると思います。 

 

 

 

33lamy_pen_nib_EF_F.jpg 

筆記見本。研磨前より若干太くなっています。インクはプラチナの顔料ブルー

(クリックすると拡大します) 

 

書き味のいい万年筆は、まさに「手放せない一本」になりますよ~[わーい(嬉しい顔)]。  

Macbook Airに似合う万年筆:ラミー アルスター(グラファイト) 【注意】万年筆のペン先調整は自己責任でお願いします。基本的にメーカーの修理保証を受けられなくなりますので、高価な万年筆では控えた方が無難です。ペンクリニックのようなところで調整してもらう手もあります。◆万年筆のペン先の素材は金の合金製とステンレス製の2種類がある。ステンレス製はスチール製のペン先と呼ばれることもある。金のペン先とステンレスのペン先で書き心地は大きく異なる。金のペン先は紙にペン先をつけた時にしなるので、筆圧の強弱によって文字の太さやインクの濃淡の変化をつけやすい。筆圧を高くしなくても、紙にペンをすっと置くだけで書けるので、長時間の筆記でも手が疲れにくい利点がある。価格は、日本製なら1万円から、外国製なら2〜3万円から購入できる。◆一方、ステンレス製のペン先は硬くてしなりが少ない。ビジネス用途のようにバリバリ書いたり、手帳に細かく書き込んだりする用途に向いている。値段も1,000円程度から入手でき、お手頃な価格。


ラッピングフィルム ペン先をヤスリで研磨する■ヤスリの番手は何番を使うべきか?

 

・ラッピングフィルムで研磨した万年筆のペン先 超拡大画像

万年筆のペン先 ペンポイントの電子顕微鏡写真 SEM写真 イリジウム 溶接 研磨 形状 ペン先の理想的な形とは?

 研磨後のペン先の形状がどうなっているのか気になったので、電子顕微鏡で撮影してみました。

 

 01lamyラミー万年筆ペン先比.jpg

 

対象は3本。ラミーのEF(未研磨と研磨後の2種類)、F(研磨後) 

万年筆のペン先は、太ければ太いほどインクフローが良く、力を入れなくてもなめらかな書き心地になる。細いとメモ帳や日記帳に細かく書き込めることから、仕事など実用的なシーンで使えることが多くなる。細横罫の手帳や日記帳に用にM(中字)では太すぎるので、F(細字)やEF(極細字)を選ぶのも手。ラッピングフィルムのペン先調整により、EFやFでも、万年筆らしい筆のような強弱、止め、はらいを表現できる太字のペン先風に仕上げることが可能。 

02ラミー万年筆ペン先文字太.jpg 

筆記テスト

 ラミーの万年筆で字を書く際には、胴軸の真ん中あたりを持ち、ペンを寝かせて書くようにしています。

EF(極細字)の未研磨は筆圧を変えても太さが変わらず、カリッと硬めの書き心地。

手帳に細かく書き込むのに向いています。

 

EFのペン先を研磨した後は、中字ぐらいの太さになり、サラサラした書き味に変化。

 

 F(細字)の研磨後は、かなり太めに。字のハネが筆のようになるのがお気に入り。

ヌラヌラ感もあり、力を入れなくてもインクフローが良く、滑るような感覚。 

ラミーの万年筆のニブ(ペン先)は、ラミー・サファリとラミー・アルスターで共通仕様なので、どちらのペンでも交換して使用できます。◆ラミーのニブはシルバーとブラック(黒メッキ)仕様があります。個人的にはブラックのペン先の方が書き味がいいような気がします。(材質の違いは特になさそうなので、気持ちの問題かもしれませんが・・・)特にブラックのEFはニブ単体の価格が高いので、製造に手間がかかっているのかもしれません。

03ラミーペン先電子顕微鏡写.jpg
 
ペン先の比較(×100)
 
クリックすると拡大します 

 

【ペン先の太さと用途】細字、中字(英語ですと、EF(極細字)、F(細字)、M(中字)):ノートへの筆記に適した標準的な太さ。外国製とくらべて日本製の方が細い傾向があります。◆太字(英語だとB):手紙の宛名など、しっかりと太字で書きたいときに適している。

 

 04ラミーEFペン先未研磨.jpg

 ラミー EFのペン先(未研磨)

クリックすると拡大します 

 

非常に美しい曲線に磨き上げられています。紙と点で接触するイメージ。

ペン先未調整でも引っ掛かりがないかき心地は、この研磨の仕上がりにありそうです。

 

 

 

 

 

 

 07ラミーEFペン先研磨後顕微.jpg

ラミーEFのペン先(ラッピングフィルムで調整後)

クリックすると拡大します

 

 

書き癖にあわせて紙と接する面が平たくなっています。

 このため、字が太くなります。

 

 

 

 

 

 08lamyFpenpoint_SEM_image.jpg

 

 ラミー Fのペン先(研磨後)

 クリックすると拡大します

 

ラッピングフィルムで研磨後に試し書きしてみると、横方向に線を引いた際に引っかかりがあったので、平面部周辺の角を取るように研磨していたことから、全体的に丸みを帯びた形状になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

3.インクフローが悪くなった・インク詰まりの対処法

 

ラミーのアルスターにエルバンのヴィオレパンセを入れていた一本をドライアップ(乾燥)させてしまったところ、インクが膜状に固化して、インクフローが極端に悪くなってしまいました。

プラチナの「万年筆クリーナー」に一晩漬けてみましたが、あまり効果がありません。

仕方がないので、水で洗浄後に分解してみました。

 

 

40tape_pencore.jpg 

ペン軸からペン芯が抜けません。セロテープだと粘着力が負けてはがれてしまいます。

そこで、粘着力の強いガムテープでやってみると・・・

 

 

41pen_core_pulling.jpg 

「エィッ!」と気合一発で、スポッと抜けました[わーい(嬉しい顔)]

 

 

 

18helbin_cleaning_before_af.jpg 

インクが付着して、ボロボロの状態。

こりゃぁ、インクが流れないのも無理はない・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

(クリックすると拡大します)

 

 

42lamy_fountainpen_cleaning.jpg

ペン芯のカバーを外したところ、インク溝と空気溝が詰まっていました。 

(クリックすると拡大します)

   

残念ながら、ここまでひどいと「万年筆クリーナー」でも落とせません。

 

 

 

 43menbo_cleaning.jpg

まず、綿棒で表面に付着した汚れをはがします。

 

 

45pen_rod_slit_cleaning.jpg

インク溝はラッピングフィルムで削ります。

刃物やカッターで削って穴を広げたり、空気溝との境界面を傷つけてしまうと、毛細管現象によるインクの流れが悪くなるため、要注意!

 

 

46rod_slit_cleaning2.jpg

インク溝は深いので、慎重に削ります。何か出てきたゾ・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

 

 

47rod_slit_lamy_alstar_cles.jpg 

汚いカスがゴッソリと![がく~(落胆した顔)]

 

 

 

48ink_dryupped_dust.jpg

こんなに詰まっていました[ふらふら]

 

 

 

 

49lamy_fountainpen_rod_clos.jpg
 
きれいになりました![手(グー)]
【ペン芯のインク溝と空気溝の手入れ上の注意】インクは毛細管現象で移動していくことから、インク溝や空気溝を安易に刃物やカッターで広げたり、空気溝とインク溝の境界線を傷つけたりしないようにする。インク溝は幅と比較してかなり深く刻まれている。◆ペン芯とペン先の密着具合(添い)が悪いと、インク溝が毛細管にならず、インクが先端まで届かない。ペン先とペン芯は紙一枚が入らないほど密着していることが必要。強い筆圧で書き続けたり、不用意に分解したときなどにも添いが悪くなることがある。 
 
44pen_slit_cleaning.jpg 
 
同じく毛細管現象でインクが流れているペン先の切り割り。
スリットの汚れもラッピングペーパーで落とします。
 
ラッピングフィルムのはさみ方は、 趣味の文具箱 Vol.11 P.93に出ています。
 
 
 
 
 
56writing_test.jpg 
 
メンテナンスを終えて、筆記テスト。
 
これまでは、書き始めるとすぐにインクがかすれる状態でしたが、手入れ後はまったくインク切れが起こりません! 感動しました[晴れ][晴れ][晴れ]
 
 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

32desk_macbookair_fountainp.jpg  

ラミー・アルスターはシンプルなデザインと色合いがMacbook Airにピッタリ! 

 

 

 

 30lamy_apple_macbookair.jpg

ラミー・アルスター(グラファイト)とMacbook Air 

 

 

 


 

 


<参考文献>

 

趣味の文具箱8 (エイムック 1421)

趣味の文具箱8 (エイムック 1421)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: エイ出版社
  • 発売日: 2007/09/19
  • メディア: ムック

 

特集記事「ペンの達人になるための 万年筆の作法と流儀」に、万年筆のペン先調整法やメンテナンス方法が解説されています。

 

趣味の文具箱11 (エイムック 1579)

趣味の文具箱11 (エイムック 1579)

  • 作者: 趣味の文具箱編集部
  • 出版社/メーカー: エイ出版社
  • 発売日: 2008/07/28
  • メディア: ムック

 

もっと知りたい!ペン先のこと 万年筆のペン先の基本とプロの調整技」に、プロのペン先調整方法が紹介されています。 

 

 


 

<関連サイト>

 

・ラミー(サファリ・アルスター)のペン先(ニブ)を販売しているサイト

  価格は680円から。 

  → Lamyのニブ 販売サイト(トスネップ)

  → Lamy ペン先(ニブ)(デスクラボ) 

  → The Writing Desk(海外通販サイト)

 ラミーのペン先(ニブ)◆通販◆Amazon◆楽天◆格安◆輸入品

・Amazon  ・・・わたしはここのお店からペン先を買いました。

 

 

 

 

・ Lamy Safari/Alstar 分解方法◆ラミーのサファリやアルスターを分解・清掃する方法

 LAMY SAFARI 完全分解 その2 ~ペン先編~ 

  

   

・ラッピングフィルム

 ペン先を研磨するために使います。 

ラッピングフィルム #4000 (O-7C)

ラッピングフィルム #4000 (O-7C)

  • 出版社/メーカー: 3M(スリーエム)
  • メディア: おもちゃ&ホビー

 

 

 

・ ルーペ  ペン先調整の必需品!

ドイツ製のエッシェンバッハルーペ(倍率12倍)。アプラナート(凸レンズを2枚組み合わせたタイプ)で、拡大像の収差(歪み)を最小限に抑えている設計。  価格は8,500円ぐらい。

精密 繰り出しルーペ [folding metal magnifiers] 12倍 23mm 工業用精密検査用 117612 エッシェンバッハ

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  • 出版社/メーカー: エッシェンバッハ
  • メディア: エレクトロニクス

 

・国産のシンワ。価格1,200円台。 

シンワ ルーペ C 高倍率収納型 2枚組 13mm 10倍・20倍

シンワ ルーペ C 高倍率収納型 2枚組 13mm 10倍・20倍

  • 出版社/メーカー: シンワ測定
  • メディア: Tools & Hardware

 

 

 万年筆の調整◆万年筆の修理◆万年筆の寿命はどれぐらいか?◆万年筆のインク漏れ対策は?◆万年筆のメンテナンス◆セーラー万年筆のペンクリニック◆ペンドクター◆万年筆のペン先の研磨のコツ◆ペン先研磨に使う道具:ルーペ(虫眼鏡)、ラッピングフィルム◆万年筆のペン先を調整してくれるお店:フルハルター 金ペン堂 ◆フルハルターと金ペン堂のペン先仕上げの違いは?

 


 

 

<関連サイト>

 

 ●プロのペン先調整

  ・ペンドクター 川口明弘氏によるペン先調整(動画:Facebookより)

 

  ・万年筆 セーラー万年筆 ペンクリニック(YouTube)

 

 

 

 


 

  

<Amazon>

 

◎ラミー サファリ スケルトン

 ラミーの万年筆で一番人気のアイテム。

 ・ペン先:M(中字)  ・ペン先:F(細字)  ・ペン先:EF(極細)

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ラミー アルスター 通販 送料無料 格安 アマゾン Amazon

    

◎ラミー アルスター

・ペン先:F(細字)

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・ペン先:EF(極細字)

 →EF(ブラック)のペン先が採用されているシルバーのアルスター 価格 約3,000円

 

 ラミー・アルスターのペン先は、シルバーとブラックの2種類があります。ブラックの方が若干値段が高いようです。

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

  ラミー ペン先 鉄製

・ペン先:M(中字)

・・・・・・・・・ 

 

◎ラミー 万年筆 インクコンバータ

 ラミーの万年筆には必須のアイテム。

・・・

 

 

  


 

 

【LAMY AL-STARについて】1997年発売。ラミー・サファリのデザインを踏襲し、サファリより若干太いアルミボディを採用したモデル。 デザイン:ウルフギャング・ファビアン 定価:5775円(万年筆) 参考:http://www.lamy.jp/company/history.html

 


【万年筆選び】ボールペンに慣れている人が万年筆で書いた場合、筆圧が高くなりがちなので、ステンレス製のペン先を持つ万年筆の方が書きやすい。金のペン先でも日本製か外国製かによってやわらかさに違いがある。日本製の万年筆の場合、書き出しのインクが出やすいため、漢字を書くのに適している。◆メーカーやペン先の太さによって書き心地は全く異なるので、できるならいろいろと試し書きした上で自分にあった万年筆を選ぶのが長く使う秘訣。  

<当ブログ内関連記事>

 

 ・ 【レビュー】セーラー『青墨』とプラチナ『顔料ブルー』の色調を比較 

 ・ 【レビュー】プラチナ万年筆 顔料ブルーインクを追加購入(約1年3ヶ月で一瓶が空に・・・) 

 ・ 【インク詰まり解消法】『万年筆クリーナー』(プラチナ)を試す 

 ・ 【 レビュー】 キズだらけの万年筆  Plutinum #3776 スタンダード 

 ラミー アルスター 万年筆 修理 インクカートリッジ インクコンバータ 書き味 ペン先 太さ 硬さ やらわかさ 弾力 ぬらぬら ヌラヌラ インクフロー 14金 鉄 レビュー 比較 国産 ドイツ デザイン 設計 気軽 手軽 初心者 ラミー2000 デザイナー バウハウス◆インクの補充方法:①カートリッジ式、②吸入式の②種類がある。カートリッジ式はインク交換が容易。吸入式はインク瓶にペン先を入れて吸い出すため、インク吸入時にティッシュペーパーでインクをふきとる手間がかかる。コンバータと呼ばれるインクを吸入できる装置を取り付けられるカーリッジ式もある。ラミーはコンバータによるカートリッジ式。自由にインクを選べます。◆ラミー 万年筆 贈答品 贈り物 退職祝い 慰労会 予算 3000円 ギフト包装


【インク詰まり解消法】『万年筆クリーナー』(プラチナ)を試す [万年筆]

 机の引き出しに眠っていた古い万年筆はインクが乾燥してしまい、うまくインクが出ないことが多いもの。「万年筆クリーナー」を使って復活させる方法を紹介。水やお湯に浸して放置すると復活する場合もあります。 

02pen_cleaner_platinum_ICL1.jpg

放置してインクが乾燥した万年筆で書くと、字がかすれるようになってしまいました。

プラチナから発売されている「万年筆クリーナー」を使ってメンテナンスしたところ、無事にインクがぬらぬら出るようになりました。

ここで使われている洗浄液は、もともと顔料インクの洗浄を目的としたものですが、染料インクの洗浄も可能と表記されています。 

なお、インクの種類によっては、固着したインクカスが溶解しないものがあったので、このケースについても後半で詳しくご紹介しました。

 


 

1.乾燥したペン先を復活させる(プラチナ#3776)

 

ペリカンのレッドを入れていた プラチナ#3776ギャザード のペン先が乾燥して干上がってしまいました[もうやだ~(悲しい顔)] 

 

07perikan_red_dryupped.jpg

インクが朱肉のように盛り上がっています・・・[ふらふら]

 

 

 

そこで、プラチナの「万年筆クリーナー」を使って、ペン先をクリーニング[手(グー)]。 

 

01fountainpen_ink_cleaner_s.jpg

03contents_ICL1200_platinum.jpg

プラチナの「万年筆クリーナー」 

 

 

06pigment_blue_ink_platinum.jpg

この洗浄液は、プラチナから2009年4月に発売された顔料ブルーのインクを使ったユーザーのメンテナンスを想定して、2010年8月に発売されたという経緯があります。

ちなみに自分はこの「顔料ブルー」のヘビーユーザー[わーい(嬉しい顔)]。 

 

 

 

04cleaner_and_spoit.jpg 

  薬液(5袋)とスポイトが入っています。

 

 

08spoit_hole.jpg 

スポイトの先端。コンバータと同じサイズ。

 

 

 

10cartrige_and_spoit.jpg

プラチナのコンバータとスポイトの比較。

プラチナ万年筆インククリーナーセット 染料インク・顔料インク共用 洗浄スポイトはプラチナ万年筆製品専用  【洗浄の手順】1.洗浄スポイトをクリーニングするペン先首軸に取り付け、水の入ったコップの中で、吸い込ませたり吐き出したりして洗って下さい。2.コップにきれいな水またはぬるま湯、100ml(180ml入りコップの半分位)を用意します。3.万年筆洗浄液1パック(10ml)を水に溶かし、10倍にうすめた洗浄液を作ります。4.ペン先首軸を洗浄液の中に一昼夜浸け置きし、汚れを除去します。5.洗浄スポイトをペン先首軸に取り付け、再度コップにきれいな水を入れ、吸い込ませたり吐き出したりして10回程度洗って下さい。6.ペン先首軸の洗浄液を流水で洗い流し、布で水分をふき取って下さい。(タオル以外の、汚れてもよい柔らかい布)

05description_inkcleaner.jpg 

洗浄の手順。

まず水をスポイトで吸引→排出させてインクを洗浄。

その後、希釈した洗浄液中に一晩浸します。 

 

 注意:顔料インクご使用の場合、インクカートリッジを入れたままキャップを外して最長1週間程度であれば、この洗浄液で固まったインクが溶けますが、カートリッジを抜いた状態で放置した場合はインクが溶けない場合がございます。◆インクの色を変える時は、上記お手入れの手順の要領でペン先首軸を洗浄してからお使いください。

09pen_and_spoit.jpg

スポイトを差した万年筆。

 

 

【動画】プラチナ・万年筆クリーナーで洗浄中の万年筆 

 

 

 

 

 12pen_cleaner_cut.jpg

万年筆クリーナーに入っている洗浄液を水で希釈。 

 

 

13PH_of_pencleaner_alkari.jpg

洗浄液のpH測定。pH10〜11の強アルカリ性。

 

万年筆の詰まり解消に関するサイトを検索していると、「アスコルビン酸(ビタミンC)」で洗浄するというノウハウが紹介されていました。この場合、弱酸性の液体で洗浄することになります。

(参考:古典ブルーブラックインクの万年筆へのこびりつきを化学的に落とす。) 

万年筆クリーナーの洗浄液では特に成分は記載されていませんが、pH試験紙で確認したところ、強アルカリ性でした。触ると指先がすこしツルツルした感じになります。 

 

 

14ink_flow_test_perikan_red.jpg 

メンテナンス後に試し書き。

インクがスルスル流れて、すばらしい書き味に復活[手(グー)][手(グー)][手(グー)]

 

 


 

2.洗浄液に溶解しないインク(エルバン・ヴィオレパンセ)

 

 エルバンのヴィオレパンセは上品な紫色が美しいインク。

以前、このインクをとても気に入っていて、ラミーのアルスターに入れて使っていました。

 

その後、プラチナの顔料ブルーを中心に使うようになり、エルバンのヴィオレパンセのインクの入ったアルスターをしばらく使わずに放置していたところ、ドライアップしてしまいました。

今回購入した「万年筆クリーナー」を使い、洗浄液に一昼夜浸したものの、インクのカスが取れない印象。インクフローも良くありません。

 

そこで、ペン先首軸を分解して原因を調査してみました。

 

比較として、プラチナの「顔料ブルー」を常に入れているアルスターも洗浄してみました。

 

15lamy_alstar_fountainpen.jpg 

クリーナー液で洗浄中。軽く発泡します。

 

 

  17lamy_alstar_F_nib.jpg 

洗浄後のペン先。 

左のペン先が青焼けしています。右はヴィオレパンセを入れているペン。

左のペンは、「ラミー・ブルー」→[プラチナ・顔料ブルー」を使っていました。

 

ラミー・ブルーはPHが1.5と酸性度が高く、一方プラチナ・顔料ブルーはpH試験紙で測定すると中性の液だったので、おそらくラミー・ブルーを使っていた時にペン先が酸化したのだと思います。

(参考:新旧万年筆インク114種類の粘度とpHの分布図」趣味の文具箱 vol.11 P.104 ) 

 

 

16pen_head_comparison.jpg

左がヴィオレパンセの入っていたアルスター。

ペン軸根元に汚いカスが残っています。

一方、プラチナ・顔料ブルーを使っている方のペン軸はきれいになっています。 

 

 

万年筆クリーナーでは汚れが落ちないので、インターネットに掲載されていたラミーのサファリ/アルスターの分解方法を紹介したページを参考にして、ペン先首軸を解体してみました。 

(参考:LAMY SAFARI 完全分解 その2 ~ペン先編~

 

53pen_front_taped.jpg

ペン先はセロハンテープを貼って引き抜きます。入れる時は、指で押しこめばOK。 

 

 

40tape_pencore.jpg 

ペン軸からペン芯が抜けません。セロテープだと粘着力が負けてはがれてしまいます。

そこで、粘着力の強いガムテープでやってみると・・・

 

 

41pen_core_pulling.jpg 

「エィッ!」と気合一発で、スポッと抜けました[わーい(嬉しい顔)]

 


 

 

◎ ペン先を解体して手洗いすると・・・ 

万年筆クリーナーで洗浄してもインクフローが悪いので、ペン先をばらしてみました。

 
 
 
 19dust_fountainpen_cleaning.jpg

 

 ペン軸周辺から出てきたカスを洗浄液に浸しておきましたが、溶解しません。

高分子化しているのかも。。。 

 

 

 

ペン芯がかなり汚れていました。

 

18helbin_cleaning_before_af.jpg
 
手で洗浄する前後のラミー・アルスターのペン先とペン軸
(クリックすると拡大します)
  

 

「洗浄前」となっているのは、一度万年筆クリーナーで洗った後の状態。

 残念ながら、洗浄効果がなかったことが分かります。

 

「洗浄後」とあるのは、ペン先首軸を解体後に古歯ブラシでゴシゴシ洗ったものです。

ヴィオレパンセのインク乾燥後のカスは、牛乳を電子レンジで加熱した時に液面にうっすらできる皮膜のような感触なので、軽くこすっただけでポロポロ取れます。

 

 

42lamy_fountainpen_cleaning.jpg

ペン芯のカバーを外したところ、インク溝と空気溝が詰まっていました。 

(クリックすると拡大します)

 

 

 

 43menbo_cleaning.jpg

まず、綿棒で表面に付着した汚れをはがします。

 

 

45pen_rod_slit_cleaning.jpg

インク溝はラッピングフィルムで削ります。

刃物やカッターで削って穴を広げたり、空気溝との境界面を傷つけてしまうと、毛細管現象によるインクの流れが悪くなるため、要注意!

 

 

46rod_slit_cleaning2.jpg

インク溝は深いので、慎重に削ります。何か出てきたゾ・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

 

 

47rod_slit_lamy_alstar_cles.jpg 

汚いカスがゴッソリと![がく~(落胆した顔)]

 

 

 

48ink_dryupped_dust.jpg

こんなに詰まっていました[ふらふら]

 

 

 

 

49lamy_fountainpen_rod_clos.jpg
 
きれいになりました![手(グー)]
【ペン芯のインク溝と空気溝の手入れ上の注意】インクは毛細管現象で移動していくことから、インク溝や空気溝を安易に刃物やカッターで広げたり、空気溝とインク溝の境界線を傷つけたりしないようにする。インク溝は幅と比較してかなり深く刻まれている。◆ペン芯とペン先の密着具合(添い)が悪いと、インク溝が毛細管にならず、インクが先端まで届かない。ペン先とペン芯は紙一枚が入らないほど密着していることが必要。強い筆圧で書き続けたり、不用意に分解したときなどにも添いが悪くなることがある。 
 
44pen_slit_cleaning.jpg 
 
同じく毛細管現象でインクが流れているペン先の切り割り。
スリットの汚れもラッピングペーパーで落とします。
 
ラッピングフィルムのはさみ方は、 趣味の文具箱 Vol.11 P.93に出ています。
 
 
 
  
 
51pen_insert.jpg
 
ペン芯を差し込み、ペン先を元に戻します。
 
 
  
  
 
 
52checking_point.jpg 
 
ペン先を奥まで差し込まないと、インクフロー不良の原因になります。
 
 
 
  
 
 
 
 
56writing_test.jpg 
 
メンテナンスを終えて、筆記テスト。
 
 
 
これまでは、書き始めるとすぐにインクがかすれる状態でしたが、手入れ後はまったくインク切れが起こりません! 感動しました[晴れ][晴れ][晴れ]
 

 

 

 

 


 

 万年筆の日々のお手入れ・インク詰まり解消を紹介しているサイトをまとめました。

<関連サイト>

 ・ 簡単にできる万年筆のメンテナンス・手入れ(All About) 

 ・ 万年筆の基本的なお手入れの仕方/ポイント(ナガサワ文具センター)

 ・ 万年筆のお手入れ(Lamy)

 ・ インクの補充とお手入れ方法を知ろう(セーラー万年筆)

 ・ 万年筆お手入れ方法と、長く使い続ける為のコツ!(”文具”いち衛門)

 ・ プラチナ顔料ブルーの紹介と注意点(スミ利文具店) 

万年筆を長持ちさせるコツ:①とにかく毎日使う。②人に貸さない(ペン先の変形防止)③持ち運びに注意する④キャップをまめに閉める(インクの乾きを抑える)  

 


  

 

<参考文献>

 

趣味の文具箱8 (エイムック 1421)

趣味の文具箱8 (エイムック 1421)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: エイ出版社
  • 発売日: 2007/09/19
  • メディア: ムック

 

特集記事「ペンの達人になるための 万年筆の作法と流儀」に万年筆のメンテナンス方法が詳しく解説されています。とても参考になりました。

 

趣味の文具箱11 (エイムック 1579)

趣味の文具箱11 (エイムック 1579)

  • 作者: 趣味の文具箱編集部
  • 出版社/メーカー: エイ出版社
  • 発売日: 2008/07/28
  • メディア: ムック

 

もっと知りたい!ペン先のこと 万年筆のペン先の基本とプロの調整技」の記事に、ペン先のメンテナンス方法が紹介されています。 

 

 


 

 

<Amazon>

◎ プラチナの万年筆クリーナー 

・プラチナ万年筆用スポイト入りタイプ  

万年筆インククリーナーセット ICL-1200

万年筆インククリーナーセット ICL-1200

  • 出版社/メーカー: プラチナ萬年筆
  • メディア:

 

ヨーロッパサイズ対応スポイト入りタイプ

 →モンブラン、ペリカンといった海外メーカーの万年筆に対応するスポイト付き。 

 

 

・ロットリングの製図ペンクリーナー 

ロットリング製図ペンクリーナー 洗浄液 100ml (585 280)

ロットリング製図ペンクリーナー 洗浄液 100ml (585 280)

  • 出版社/メーカー: ロットリング
  • メディア: オフィス用品

 

 

◎ラッピングフィルム(3M)

・削り出しに使っている、やや粗めの#4000番。 

ラッピングフィルム #4000 (O-7C)

ラッピングフィルム #4000 (O-7C)

  • 出版社/メーカー: 3M(スリーエム)
  • メディア: おもちゃ&ホビー

 

・仕上げには目の細かい#10000番。切り割りの汚れを落とす際に使っています。 

ラッピングフィルム #10000 (O-7E)

ラッピングフィルム #10000 (O-7E)

  • 出版社/メーカー: 3M(スリーエム)
  • メディア: おもちゃ&ホビー

 

 

 

< 楽 天 >

・エルバンのペンクリーニング液

 

 


  

 

<当ブログ内 関連サイト> 

 

 ・ 【レビュー】セーラー『青墨』とプラチナ『顔料ブルー』の色調を比較 

 ・ 【レビュー】プラチナ万年筆 顔料ブルーインクを追加購入(約1年3ヶ月で一瓶が空に・・・) 

 ・ 【実例:万年筆】手軽にペン先を交換&調整:ラミー「サファリ」「アルスター」

 ・ 【 レビュー】 キズだらけの万年筆  Plutinum #3776 スタンダード 

 

 

 


【レビュー】プラチナの万年筆コンバータを交換 [万年筆]

プラチナ#3776 富士山の標高を冠した日本が誇る万年筆の完成形。

日々の仕事やプライベートで愛用している万年筆「プラチナ#3776」。

過去のブログ記事で紹介したように、外観が傷だらけになって蒔絵の模様が消えてしまったほど酷使されています。しかし、ペン先の調子やインクフローは何年たってもすこぶる快調で、その品質の高さから「Made in Japan」らしさを感じさせる一本。

 

抜群の耐久性を誇るこの万年筆の唯一の欠点が、インクコンバータの耐久性。

 

プラチナの顔料ブルーを入れて使っていたところ、コンバータ内のシール部からインク漏れがひどくなってきたので、交換することにしました。 

プラチナのコンバータは首軸の部分がきつすぎるという指摘があり、これを改善するために最近の製品では首軸を細くしているという情報がネット上にありました。今回のトラブルはこの部分からのインク漏れではなく、インクを吸入する際に上下するシリコンゴムのシール部分からインクが漏れるという現象のようです。 

 

 02gom_cap_converter.jpg

左の3本はインク漏れにより交換されたコンバータ。

一番右が今回新たに装着する新品のコンバータ。

 

 

 

 

 

01fountainpen_converter_pla.jpg 

一番右がインク漏れを起こしたコンバータ。

 

内筒のシリコンゴム部分の劣化により、インクのシールが甘くなることが原因のようです。

プラチナ コンバータ 軸の差し込みのゴム部分がきつくなっている。過去のコンバータでインク漏れのトラブルがあったため、差込部をきつく変更することによってインク漏れを防ぐようにした。

新しいコンバータの入っている箱にはシールが貼ってあり、区別されている。

 

 

 

 

 03fountainpen_comparison_la.jpg

新しいコンバータにインクを入れたプラチナ#3776。

愛用のラミー・アルスターと並べてみました。

 

ラミーも2本使っていますが、こちらのコンバータはインク漏れのトラブルがなく頑丈です。

さすがラミーはドイツ製、耐久性がありますね〜[わーい(嬉しい顔)]

 

 

 

ちなみに、写真を見てもわかりますが、コンバータの容量はラミーが0.81cc、プラチナが0.61ccですので、プラチナの方が少ないです。(趣味の文具箱 vol.11 P.72の表より)

 

この本によれば、インクコンバータの容量が大きいのは、パイロット CON-70の1.10cc、少ないのはプラチナとセーラーでいずれも0.61cc。 

吸入式の万年筆のインク容量は、パイロット カスタム823が1.59cc、モンブラン164が1.37cc、ペリカンM400が1.35cc。コンバータと比べると、インク吸入式万年筆の方がインク容量が大きいですね。

 

 

 


万年筆 各社のコンバータ容量の比較 パイロット ファーパーカステル カランダッシュ モンブラン ラミー パイロットCON50 ペリカン アウロラ シェーファー パーカー セーラー プラチナ セーラーシャレーナ

 <Amazon> 

 ・プラチナ インクコンバータ

・・・ ←今回はこちらから購入しました。
    
   
・・・←コンバータ交換時にインククリーナーでペン先を洗浄することも。
    
   
・ラミー サファリ用 アルスター用 lamy safari alstar ink converter

・・・
   
   
   
・国産万年筆のコンバータ
   
・・・・・・ ・・・
   
   
・セーラー
・・・・・・
   
  
   
   
・海外製万年筆のコンバータ
  
・・・ ・・・・・・・・・

   
   
   
万年筆コンバーターがあれば、自社のインクカートリッジにない万年筆用インクを補充して使うことができます。また、ペン先を掃除する際にも水を出し入れすることでインクを洗い流すこともできます。
  顔料インクを洗浄するプラチナのインククリーナー。薬液を注入して洗浄する。ペン先を洗浄する際にはお水やお湯につける、あるいは超音波洗浄するといった方法がある。

   
   




【レビュー】 ラミー・サファリのボールペン芯を交換(Lamy M16 black) [万年筆]

ラミー サファリ ボールペン 替芯 リフィル 改造 交換 消耗品 Pilotのボールペンインク BRFN-30

01ballpointpen_lamy.jpg
   
   
ラミー・サファリのボールペンのインクがなくなったので、替芯を入手しました。
   
このボールペンは仕事の際に屋外での記録用に使っています。汚れても気にならないし、踏んづけられてもびくともしない頑丈さが気に入っています。

   

   

02comp.jpg
  
このボールペンに合う替芯は「M16」というタイプ。
   
     
  

   (Lamy M16 black)

03refill.jpg
  
インクの容量は大きいのですが、やや太字なので比較的消耗が早い印象。
  
  

 


ラミー ボールペン アルスター サファリ ラミー2000 替芯

<Amazon>

   ・今回紹介した替芯

    ・L(細字)         ・M(中字)

・・・・・・

   

    

・追記:ラミーのボールペンにパイロットの替芯を入れる

ラミーのボールペンは書き始めに文字がかすれる欠点があるので、書き出しからなめらかな線を引ける日本製のパイロットの油性インクを装着すべく改造をする手もあるとか。長さがラミーの替芯より短いのですが、ラミーの替芯の先に付いているキャップを切って取り付けるとうまくフィットするようです。

次の交換時にトライしてみようと思います。

   

・Pilot(パイロット) インク BRFN-30

   ・細字(0.7mm)       ・中字(1.0mm)

・・・・・・

ラミー ボールペン インク 取替 改造 長さ 調整 キャップ セロテープ 巻く

cross クロス ボールペン 替芯 互換 互換性 三菱 bicパイロット pilot リフィル 改造 油性ボールペン 黒 ブラック

 


【レビュー】セーラー『青墨』とプラチナ『顔料ブルー』の色調を比較【セーラー万年筆】 [万年筆]

プラチナ「顔料ブルー」とセーラー「青墨」の色を比較
耐久性・耐光性に優れたセーラー万年筆のナノインク「青墨」をご紹介。比較としてプラチナの顔料ブルーも生地にしています。 
28seiboku.jpg
 
セイラー 『青墨(せいぼく)』ナノインク 
   
   
  

妹がセーラーの万年筆に超微粒子顔料インク『青墨』を入れていたので、自分が愛用しているプラチナ『顔料ブルー』と色調をくらべてみました。◆セーラー万年筆の『青墨』は、もともとセーラーから発売されていた黒色の顔料インク「極黒」に続いて発売されたインク。分子レベルの超微粒子ナノインクを使用し、乾燥による目詰りがほとんどなくかすれにくい、という特徴を持つ。万年筆内でインクが固まっても、水に浸しておけば溶け出すという優れた性質を持つ。◆プラチナ製顔料インク「顔料ブルー」のインクフローをチェック。色落ちがなく、落ち着いた色で飽きが来ないブルーインクだと思います。

36platinum_blue1.jpg
  

プラチナ 超微粒子 水性顔料インク ブルー (Platinum Pigment Blue) 

 

27seibokutoblue.jpg
  
・・・左:青墨(セーラー)        右:顔料ブルー(プラチナ)
   
  
色調は、『青墨』の方が彩度が低く、顔料ブルーと比べるとくすんだ印象を受けます。

ただし、青墨はブルーブラックのインクなのですが、ブルーブラックのわりには青味が強い感じ。
なかなか微妙な味付けです。
     
 
個人的にはプラチナのブルーブラックの鮮やかなところが好みなので、このまま『顔料ブルー』を使い続けるつもりです[手(グー)]
     
  
    
    
58bungubako.jpg
 
趣味の文具箱 vol.15」に、両者のインクの比較記事が。
  
 
 
57blue_ink_comparison.jpg
 
「ブルー系顔料インク 12番勝負」
 
「色味」「筆記線・細字、中字、太字」「筆記線・クリーム色紙」「速乾性・2秒後」「耐光性・3日後」「染み落ち・シャツ」「耐水性・筆記直後」「耐水性・10秒後」「耐水性・30秒後」「染み落ち・手」の項目を比較。
 
色味の印象は自分の場合と同じでした。 
  
  
 

 
  
   
 

◎顔料インクの耐光性テスト

 顔料インクの魅力は、インクの色が落ちないこと。

 一般的に万年筆に使われているのは「染料インク」。これは直射日光や酸化の影響で、色落ちする特性があります。

 そこで、染料インクと顔料インク(プラチナ・顔料ブルー)の耐光性を比較してみました。

 

 

【実験条件】市販のノート(コクヨ、中性紙)に万年筆で記載した後、西側の窓に貼り付けて放置。

 

20090927inksample_before800.jpg
テスト前の状態。

 

56colorafter1w800.jpg
7日間経過後。
 
ペリカン・レッド、エルバン・ヴィオレパンセの退色がもっとも激しく、アウロラ・ブルーも青味が薄くなってきました。
  
一方、プラチナ・顔料ブルーとラミー・ブルーは退色が少ないようです。エルバンのアイビー・グリーンもまだ濃い色味を残しています。
  
よく見ると、筆記時にインクが盛り上がったところや重ね塗りしたところは退色が少なくなる傾向があります。いわゆる「ヌラヌラ」と呼ばれる、インクをたっぷりと使った筆記をすると光に対して退色が遅くなる傾向がありそうです。

 

 

20091108inksample_after800.jpg

40日経過後。

 

エルバンのヴィオレ・パンセは完全に消えてしまいました。

アウロラ・ブルーは、薄い灰色に。ペリカンのレッド、エルバンのアイビー・グリーンも色がくすんで薄くなっています。

ラミー・ブルーは少し色が薄くなっていますが、かなりの耐光性を示しました。

プラチナの顔料・ブルーは、他のインクと比べると耐光性は抜群です!

◆プラチナ萬年筆の「顔料ブルー」。プラチナカーボンインク(黒)に加え、2009年に発売されたブルー系顔料インク。良質な分散剤により、顔料の超微粒子化に成功。速乾性があり、一度乾くと耐水効果により水に濡れてもインクがにじまない特徴を持つ。インクの粘度が高いのも特徴で、独特の書き味が楽しめる。セーラー万年筆の「青墨」と比較して彩度が高く、青味の強い色調。



    
    
<Amazon>
 
   
 ◎セーラー万年筆 ナノインク 青墨
  

     

 
  
    
 ◎プラチナ 顔料インク ブルー
 
 ・・  
      
 
  
 
     
 ◎「趣味の文具箱 15」
 
  「ブルー系顔料インク12番勝負」という記事で両者のインクを比較しています。

 
 
  
  

【レビュー】プラチナ万年筆 顔料ブルーインクを追加購入(約1年3ヶ月で一瓶が空に・・・) [万年筆]

   
01ink.jpg

 

 1年2ヶ月前に購入して以来、メインで使用してきたプラチナの顔料ブルーインク。液面が低下してインク補充時にペン先が十分に浸らなくなってきたので、追加でもうひとつ購入しました。

 

原稿の下書き、メモ、ノートとして、一日平均でA4の紙に3~4枚分はインクを使っています。それでもインク瓶1本分は消費できませんでした。なかなか減らないものですね~[わーい(嬉しい顔)]

 

02-ink.jpg

 

 プラチナのインクにはプラチナの万年筆を・・・ということで、お気に入りの#3776にプラチナの顔料インクを入れてバリバリ使っています。ここ半年ほど特にメンテナンスしていないのですが、インクが固着してフローが悪くなることもなく、快適な書き心地をキープしています。

 

 1年間使ってみて、このインクの良さがだんだん分かってきました。

青みがかったブルーブラックのような渋い色調、やや粘度があってキレの良いインクのフローなど。。。 もちろん、インクの色がいつまでも変わらないという点も見逃せません。

 

3年前はエルバンのヴィオレ・パンセを愛用していたのですが、その頃に書いたノートを見返したところ、インクの色が少し薄くなっていました。顔料インクであればそういう心配がないので、助かります。

プラチナの顔料ブルー・・・まだまだこれからも長く使っていくことになりそうです。

 


(2011年9月20日 追記)

いよいよインクが残り少なくなってきたので、新たにもう一瓶を注文。

2009年8月に初めてプラチナの顔料ブルー(60cc入り)を購入し、2010年6月に追加でもう一瓶、そして2011年9月に3個目のインク瓶を購入。

03ink_comp.jpg
   
   

約2年でまるまる一瓶分を消費したことになります。

「趣味の文具箱 vol.11」の記事によれば、プラチナコンバータの容量は0.61ccだとか。実際にはインクを吸った際に若干空気が残っているので、一回当たりコンバータに0.6cc入ると仮定すると、一瓶を使い切るためには100回インクを補充することになります。

 

一時期は万年筆のインクをいろいろと買ってみましたが、一瓶を最後まで使い切ることはめったにありません。

これまでの経験で最後まで使いきったインクは、「パイロット ブルーブラック」「エルバン ヴィオレパンセ」、そしてこの「プラチナ 顔料ブルー」の3種類しかありません。見方を変えれば、自分のお気に入りのインクが分かるというわけです。

 

 

01hojyu.jpg
  
インクが残り少なくなると、インクの補充がやりにくくなります。
  
そこで、もう一個の瓶からインクを移動させて液面を高くしてやります。
 
   
  

 

05ink_tanka.jpg
 
最近お気に入りの「ラミー アルスター」に早速インクを補充。
   
   
   
  
  
   
0+ink_after.jpg
  
ペン先をとっぷりと液に浸けて・・・
  
  
  
06ink.jpg
   
ティッシュでインクを拭き取ります。
   
   
   
   
04ink_charging.jpg
  
インク補充、完了[手(グー)]

 

 


 

 

2016年4月追記

 

インクが残り少なくなっても使えるように、新たにリザーバーがインクビンの中に装着されました。

これならインクを買い足さなくてもインクを吸引できるので、たいへん便利[手(グー)]

 

01bottle.jpg

中央にあるプラの部品がリザーバー

 

 

02description.jpg 

リザーバーの使用方法 

 

 

 


 

<Amazon>

◎プラチナ 顔料ブルー  

・・・・・・

 

 ◎プラチナ 青以外の顔料インク

・・・・・・・・・

  カーボンインク ブラック ブランセピア ローズレッド 顔料インク プラチナ 超微粒子

 ◎万年筆 インククリーナー(顔料インク、染料インク 共用)

・・・

 

 ◎趣味の文具箱(vol.11)

 万年筆各社のコンバータの容量調査結果の一覧表の他、インクカートリッジや吸入式の万年筆の容量調査結果が載っています。

・・・

 

 

 

 

 


万年筆インクの耐久性(耐光性)をテストしてみました [万年筆]

万年筆のインクには染料が使われています。耐久性や鮮明性が求められる特殊なインクのみ、顔料が使われているようです。耐久性を目的とした万年筆用の顔料系のインクとして、ブラックとブルーがあります。

◆ ブラック

 セーラー 極黒(きわぐろ)インク

 プラチナ 超微粒子顔料ブラックインク

◆ ブルー

 プラチナ 超微粒子顔料インク ブルー

 

国内、国外を問わず、最近では色鮮やかなカラー万年筆インクがたくさん発売されています。わたしも何色か持っていますが、顔料系のインクはプラチナの顔料ブルーのみで、残りは染料系と思われます。これらのインクの耐久性はどれぐらいなのか?と気になったので、テストしてみました。


   

◎耐光性テスト

 市販のノート(コクヨ、中性紙)に万年筆で記載した後、西側の窓に貼り付けて放置。

20090927inksample_before800.jpg
テスト前の状態。

 

56colorafter1w800.jpg
7日間経過後。
 
ペリカン・レッド、エルバン・ヴィオレパンセの退色がもっとも激しく、アウロラ・ブルーも青味が薄くなってきました。
一方、プラチナ・顔料ブルーとラミー・ブルーは退色が少ないようです。エルバンのアイビー・グリーンもまだ濃い色味を残しています。
よく見ると、筆記時にインクが盛り上がったところや重ね塗りしたところは退色が少なくなる傾向があります。いわゆる「ヌラヌラ」と呼ばれる、インクをたっぷりと使った筆記をすると光に対して退色が遅くなる傾向がありそうです。

 

 

20091108inksample_after800.jpg

40日経過後。

 

エルバンのヴィオレ・パンセは完全に消えてしまいました。アウロラ・ブルーは、薄い灰色に。ペリカンのレッド、エルバンのアイビー・グリーンも色がくすんで薄くなっています。ラミー・ブルーは少し色が薄くなっていますが、かなりの耐光性を示しました。

プラチナの顔料・ブルーは、他のインクと比べると耐光性は抜群です!

このテストをしてから、アウロラ・ブルーの入っていたラミーのアルスターのインクをプラチナ・顔料ブルーに入れ替えました。。。

 


・・

プラチナ万年筆用 顔料ブルービンインク INKC-1500

プラチナ万年筆用 顔料ブルービンインク INKC-1500

  • 出版社/メーカー: プラチナ萬年筆㈱
  • メディア:


ラミーの万年筆:「サファリ」と「アルスター」 [万年筆]

  
 42safarialster.jpg
  
 ラミーの「アルスター」(グラファイト)を購入してから、立て続けにアルスターのブルー、グリーンと買い足していきました。とはいえ、ラミーの万年筆で一番人気はアルスターと形は似ていてもプラスティックボディを持つ「サファリ」。
・・・
赤色のインクを入れる万年筆が欲しかったことと、サファリを一本試してみたかったというタイミングが合致したので、赤色の「Lamy Safari」を買ってみました。
・・・
ちなみに、万年筆の【初めての一本】のランキングでは、
・・・
 1位 プロフィット スタンダード(セーラー万年筆)
 2位 スーベレーンM400 (ペリカン)
 3位 サファリ (ラミー)
 
 ・・・ということで、サファリは三番人気だとか。(参考:趣味の文具箱 vol.11)
 
 
43safarialstervertical.jpg
アルスター(青)とサファリ(赤)の比較。
アルスターの方がほんのわずかに大きなボディ。
・・・
  
54bluered.jpg
 
 筆記見本。青はアルスター(F)、赤はサファリ(EF)
 
ボディの形が同じなので、筆記時の感覚については特に違いを感じません。ただし、グリップの素材によって微妙になめらかさに違いがあります。(サファリの方がほんのわずかにツルツル感があります。)
 
個人的には、アルスターのグリップの素材の方が好み。
 
41lamyalsterinner.jpg
 コンバータはどちらも共通。
 
40safarialstermix.jpg
 ボディとキャップの互換性をチェックしてみました。
色合いがレゴみたいですね・・・。
  
アルスターのボディにサファリのキャップをはめようとすると、胴軸の黒いリングが邪魔になって「カチッ」とはまりません。逆にサファリのボディにアルスターのキャップをはめることはできます。
   
書き味がよいのは当然のことながら、手ごろな価格で購入でき、さらに色違いのモデルをいろいろと楽しめるのがサファリやアルスターの魅力だと思います。

 


LAMY(ラミー) サファリ スケルトン万年筆 L12 [細字 F]

LAMY(ラミー) サファリ スケルトン万年筆 L12 [細字 F]

  • 出版社/メーカー: LAMY
  • メディア: おもちゃ&ホビー

 

【レビュー】LAMY AL-STAR(ラミー アルスター) 気軽に使える万年筆~おすすめの一本! [万年筆]

ラミー サファリ 初めての万年筆におすすめ アルスター 大人向けの万年筆 ビジネス

 

05lamygraphite_600.jpg
ラミー・アルスターの写真(シルバー)
 

わたしは中学生の時から万年筆(プラチナ#3776)を使っています。プラチナ#3776は梅田晴夫が理想の万年筆を目指して設計したペンですが、イメージとしては1970年代の高度成長期のサラリーマンがガリガリ使うのに似合いそうなデザインなので、もう少しおしゃれで、かつ気軽に使える万年筆が欲しくなりました。

   

ネットで調べてみると、ラミーの「サファリ」が人気の様子。プラスチックのボディが各種カラーでそろっていて、透明の「スケルトン」モデルもあります。

さらに調べてみると、サファリの上位モデルとして、デザインはほぼ同じでアルミボディの「アルスター」というモデルがあることも分かりました。「サファリ」と「アルスター」のどちらにしようかしら・・・と迷った挙句、「アルスター」のグラファイトボディを選び、ネット通販で購入。もちろん、インクのコンバータも同時にオーダーしました。

ペン先はFかEFにしようか迷ったのですが、太めのFを選択。筆跡の太さはFでもあまり細さを感じさせず、国産万年筆の中字ぐらいの印象です。

通販なので、試し書きできないというリスクはありましたが、手にとって使ってみると、プラチナ#3776とは全く違うデザインと書き心地にすっかり魅せられてしまいました。

  

37lamytop.jpg

ラミー・アルスターとプラチナ#3776

  

プラチナ#3776はペン先がやや固めでシャープな書き心地。ゆったりとした気持ちで手紙を書くような用途には向かず、仕事の企画を考えたり、報告書の下書きをメモしたりするようなビジネス向けの筆記感が気に入っています。

   

アルスターもプラチナと同じく固めのペン先でインクフローも切れがよくてカッチリしており、プラチナと持ち替えても違和感を感じません。

万年筆はいくらデザインが良くても、この「筆記感」が自分が求める書き味にピッタリはまらないとさっぱり使わなくなってしまう怖さがあります。幸い、ラミー・アルスターはわたしの指になじむ一本になりました[わーい(嬉しい顔)]

 


38lamy_3776.jpg

 

 ひとつ気になっていたのが、ペン先の胴軸の形状。ラミーの方は正しい持ち方になるよう、胴軸に▲のテーパーが入っています。

   

プラチナから持ち替えでこのテーパー部分に違和感を感じないだろうか・・・と心配していましたが、実際にはまったく気にならず、むしろ指先のポジションが「カチッ」と決まってしっくりする感じです。

  

06lamyconverter_600.jpg

ラミーのコンバータ。好きなインクを入れられるのがいいですね~。

コンバータの容量は0.81cc。(趣味の文具箱 vol.11 P.72より) 最近買ったプラチナの顔料インクは容量が60ccなので、74回注入できることになります。

   


  

これに気をよくして、ブルーとグリーンのモデルもネット通販で購入してしまいました。これから何本まで増えていくのか、予想がつきません・・・[がく~(落胆した顔)]

 

09lamy3bon_800.jpg

  

08lamy3bon_800.jpg

3本も買えばペン先の状態やインクフローに当たり外れがあるのではないかと予想していましたが、どれもスーッとインクが流れ、ペン先がやや硬めの設定で快適な書き心地。ペン先をラッピングペーパーで軽く削り、字幅が少し太くなる設定にしています。

 

23lamy_sample.jpg
    
筆跡見本
  

ブルーのボディにはアウロラのブルー、グリーンのボディにはエルバンのアイビーグリーンを入れてあります。ボディとインクの色をそろえて色ペン代わりに使っています。

初心者向けの万年筆 はじめての一本

セーラー万年筆 プロフィットスタンダード 14金ペン先

ペリカン スーベレーン M400

ラミー サファリ スケルトン


  

【LAMY AL-STARについて】

1997年発売。ラミー・サファリのデザインを踏襲し、サファリより若干太いアルミボディを採用したモデル。 デザイン:ウルフギャング・ファビアン

 定価:5775円(万年筆)

参考:http://www.lamy.jp/company/history.html

 


   

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【レビュー】プラチナ 超微粒子 水性顔料インク ブルー を使ってみました [万年筆]

プラチナ製顔料インク「顔料ブルー」のインクフローをチェック。色落ちがなく、落ち着いた色で飽きが来ないブルーインクだと思います。

36platinum_blue1.jpg

 

  

◎プラチナ 超微粒子 水性顔料インク ブルー (Platinum Pigment Blue)

2009年4月中旬に発売されたばかりのブルーインク。このインクの特長は、現在の万年筆で一般的に使われている染料インクではなく、耐久性の高い「顔料インク」を使用している点。

通常のインクには「染料インク」が使われています。染料インクの欠点として、時間が経つと色が薄くなるということが挙げられます。

実際にどれぐらい変化するのか、自分が過去に使っていたノートを押入れから探し出してきて調べてみました。

 

45rekka2.jpg

 

上の写真は、パイロットのブルー・ブラックでコクヨのノート(中性紙)の右上に万年筆で書いた日付の筆跡。「970102 1605」は 1997年1月2日16:05 を意味するので、約12年半前に書いたもの。 比較として、同じインクで色付けした紙を下半分に置いています。

写真を見ると、たしかに色が薄くなって色の彩度が落ちているのがわかります。

このノートは積み重ねて置いてあったので、直射日光にはほとんど触れていないのですが、それでもこの程度の劣化が起こるようです。

「顔料インク」は長期保存時にこのような変化が起こらないよう、耐久性の高い顔料を使用しています。

 

プラチナの顔料インク・ブルーの特長は以下の通り。

 

 ◎ 耐水性が高い(乾燥後に濡れてもにじみにくい)

 ◎ 耐光性が高い(長期保存後の色劣化がない)

 ◎ 字が鮮明

 ◎ 速乾性がある

 

個人的には、これに加えて「ペン先の滑りが若干なめらかになる」という効果もあると感じています。万年筆で字を書くことが楽しくなるインクといえますね。

 

これまで発売されていた顔料インクは、顔料にカーボンブラックを使用した黒色のものしかありませんでした。(セーラー万年筆「極黒」プラチナ萬年筆「カーボンインク」など)

黒色はわたしの好みではないので、これまでは顔料インクを使おうという気は起こらなかったのですが、このたびプラチナから青色の顔料インクが発売されたので、さっそく試してみたところ、なかなか好感触。

メインの万年筆であるプラチナ#3776に入れて毎日使っています。

 

色調は落ち着いていて地味な青。

日本画に通じるものがあり、日本製のプラチナのインクにはこういうトーンが似合います。

 インクの比較 プラチナ顔料ブルー ナノインク 超微粒子 アウロラ ブルー エルバン ビオレパンセ ヴィオレパンセ ラミー ブルー インク粘度 酸性度 ヌラヌラ

50blue_700.jpg

手持ちの青系インクの色見本

   


 

顔料インクは乾燥すると簡単に固まった除去できずペン先で詰まってしまうため、他社の一般的な万年筆インクとは異なり、箱の裏側には詳細な注意書きがあります。

 

他のインクと違って気軽に使うわけにはいかない・・・という雰囲気をかもしだしています。染料系インクにはない、もうひとつの特徴でしょう。

 

実際に使っていて、インク切れのためペン先が乾いた状態のまま数日間放置してしまったことがあります。

「まずい、ペン先が固まったか・・・?」と冷や汗をかいたのですが、インクを何回か入れたり出したりしてから使ってみたところ、以前と同じ感触で特にインクフローが悪くなることはありませんでした。 

念のため、インクを補充する際は3回ほどインクを出し入れして、インクの通り道をインクで共洗い(ともあらい)しています。

 

毎日ノートの筆記用にこのインクを使っています。落ち着いたブルーで、使えば使うほど味わいが感じられる色・・・という印象。保存後に色が変わらないというのも魅力ですね!

 

 

(2012年6月 追記) 

使い始めて3年近く経ちました。今では他のインクに浮気することがなくなり、このインクのみ使っています。購入したインクボトルは3本目に。

キャップさえしていれば、一週間以上放置しても固まることはありません。常用の万年筆につかうのであれば、あまり神経質にならなくても大丈夫だと思います。 

 

 


 

35platinum_bluenotice.jpg

◆ 箱の裏書き ◆

 特 長
●プラチナの顔料ブルーは、超微粒子なので筆記がスムーズです。
●顔料ブルーインクは、超微粒子顔料インクを使用していますので、耐水性、耐光性に優れ鮮明です。筆記の永久保存などに最適のインクです。但し、水溶性ではない為、一度乾燥すると再び溶けないので、万年筆に使用する際は、メンテナンス等の注意が必要です。

使用方法
●超微粒子顔料ブルーインクは、万年筆・ペンなどの筆記用インクです。筆記以外の使用はご遠慮ください。
●インクを変更する場合は、化学変化が生じますのでペン先(ニブ)・カバー・ペン芯内部を水洗いしてください。
●ご使用後は、ビンのキャップをしっかり閉めてください。

万年筆のメンテナンス
●インクは、水分が蒸発して固まりますので使用時以外は、キャップを閉めてください。
●少しでも書き味が悪くなった場合は、ペン先を水に浸けてから柔らかい布なので拭いてください。
●暫く使用しなかった万年筆やインクの出が悪い時及び一ヶ月に一度位は、ペン先をぬるま湯に入れ1日か2日浸してください。その後、水道の水で、インクの色がなくなり、きれいな水だけが流れてくるまで洗い流し、最後に乾いた布などでやさしく包むように拭いて水気を取り除いてください。
●キャップを取って放置しないでください。一度インクが詰まると乾燥し完全分解掃除が必要です。

 

 


 

 

2016年4月17日 追記

 

久しぶりにインクを買い足したところ、インク瓶吸入補助具(リサーバー)が追加されていました。

これまでは、インクが少なくなると斜めにペンをズボッと押し込んでいましたが、このリサーバーがあれば、インク量が少なくなってもペンを真ん中に立てた状態で吸引できます。

通常の状態でもインクを入れやすくなりました[手(グー)] 

 

 

01bottle.jpg

中央に入っているプラの部品がリサーバー

 ■インクビン吸入補助具(リザーバー)使用方法◆インク残量約5CCまでリザーバーの使用が可能です 

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リザーバーを使ったインクの入れ方

1.インク瓶キャップがしっかり閉まっていることを確認します。2.キャップをしっかり締めたことを確認したあと、インク瓶をゆっくり逆さまにしたあと、戻してください。3.インク瓶を元に戻すと、リサーバーにインクがたまります。4.インク瓶キャップを外し、液面を確認後、ペン先がリサーバーの中に止まるまで入れてインク吸引を行ってください。 


 

【製品仕様】

 超微粒子 水性顔料インク ブルーインク

 品番      INKG-1500 #60ブルー

 価格     1,575円(税込み)

 製品仕様  ビン入り

 容量     60cc

 

 

   

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  • 出版社/メーカー: プラチナ萬年筆㈱
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